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とっぷ ぷろふぃーる さいとまっぷ れんあい おはなし
にっき きまぐれ けいじばん めーる りんく

にっき  

 2004年 6月 

6月12日 『結婚式』


従姉妹のお姉ちゃんの結婚式だった。
私は直前に知ったのだけど・・・・。
実は出来ちゃった結婚。妊娠6ヶ月らしい。

前日はず〜っと激しい雨で大丈夫かなぁって思ってたけど
快晴とはいかないけど 雨は免れた。

お庭での人前式。
真っ白なウエディングドレスのお姉ちゃんは本当に綺麗だった。
すごくいい笑顔で 幸せが溢れてた。

そんな幸せそうな二人を見ると 私も結婚したいなぁなんて
やっぱり思ってしまう。
親戚のおばさんやおばあちゃんに 「今度はでめちゃんやね」
なんて言われたけど・・・・。
私が結婚するのはまだまだ先かな?

お姉ちゃんが両親への手紙を読んでるとき 私も泣きそうになった。
そして、なんだか寂しくもなった。

一生会えなくなるわけじゃないのに。
今もそんなに頻繁に会ってるわけじゃないのに。
なんだかすごく遠くなった気がした。


新しい家庭が生まれて 二人はすごく幸せそうで
秋には赤ちゃんにだって会えるって考えたら・・・・。
やっぱりすごくステキなことだ。





6月17日 『やっぱり』



お昼から面接があった。
13時からと17時から。

面接と面接の間に時間があいていたので・・・・。
ふと思いつきでなおくんにメール。
自分からは会わないって決めてたのに。

面接の場所がなおくんの職場に近かったから。
突発的に会いたくなった。


顔出しに行っていい?ってきいたら『ええよ』って。


なおくんの職場に向かう中ドキドキが止まらなかった。
他の誰に会う時よりもドキドキする。
心臓が爆発するんじゃないかってくらい。

もう、そんな感情はなくなってるかもしれない。
そう思ってたのに そんなことはなかった。



久しぶりに会う。
バレンタインデー以来。
話したいことはいっぱいだけど 何から話そうか。
聞きたいこともいっぱいだけど どう聞いたらいいのか。
なんだかドキドキしながら 私ばっかり喋ってた。

本当に聞きたいこと 本当に話したいことは
聞いてないし話してない。

ただただ 楽しく会話をした。
それでも、私には十分すぎるくらい幸せだった。

なおくんは相変わらず。
『シャキっとした女になれ』って言う。
「シャキっとってどういうのがシャキっとなん?」
「どうしたらシャキっとなれるん?」
聞いても いまいち掴めない答え。

なおくんに会ってわかったことは やっぱり好きなんだなぁ
ってことだけ。





6月20日 『誕生日』



弟の誕生日だった。
私はお昼過ぎに 用事があったから西宮までおでかけ。
ついでにネットで調べたケーキやさんに行った。

なんかちょっと穴場的なお店。

そこで、バースデーケーキを購入。
父の日だから お父さんありがとうってケーキの方が
いっぱいだった中で 一番ちっちゃいチョコレートの
バースデーケーキを。

はじめてのお店だから 美味しいのかわからないけど
見た目はすごく美味しそう。


家に帰ってすぐに弟に渡そうと思ってたら・・・・。
お出かけしたらしく 弟はいなかった。

私のバイトの時間までに帰ってこなかったから
しょうがなく 部屋の壁に
『HAPPY BIRTHDAY!!! 23歳おめでとう!冷蔵庫にプレゼントの
ケーキ入ってます。姉より。』
っていう紙を貼って家を出た。

バイト終わりに電話を見たら
「ケーキありがとう。めっちゃ感激です」って返事が。

なんだか送った私の方が照れた。





6月25日 『助手席』



なおくんに頼まれて ある会社のwebサイトを作ることになった。
会社の社長さんはなおくんのお仕事のお客さん。

細かい打ち合わせをするために なおくんと社長さんに
会いに行くことになった。

16時に待ち合わせ。

雨の中待つ。
見なれたワインレッドのインテグラが止まった。なおくんだ。
久しぶりになおくんの車の助手席に乗った。

社長さんに会いに行くまで1時間ちょっと。
車の中で色んな話をした。
運転中の横顔を見る。私の好きな顔。

なんだか嬉しくてにやけてしまう。


社長さんと打ち合わせしたあと3人で夕飯を食べる。
社長さんはすごくいい人で 私なんかでいいのかなぁって
ちょっと不安なんだけど・・・・。
期待されてるみたいだから それに答えられるように頑張って
いいものを作りたいと思った。


帰りはなおくんに用事があったから 途中のJRの駅で降ろして
もらうことに・・・・。
私は少しでも長く一緒にいたくて できるだけ遠くの場所まで
送って欲しいと言ってしまう。

降りる時間が近くなると なんだか涙が出そうになる。
カーステから聞こえる宇多田の曲が さらに涙を誘う。
気付かれないように我慢した。


吸ってるタバコが変わったこと 車の中で聴く曲が変わったこと
短い時間で色んなことが気になった。

なんだか私が家に行くことは やっぱり避けられてるのかな?
そう感じることも少しはあった。


好きだから気になる。
好きだから少しでもそばにいたい。
今日の私の気持ち 空回りだったのかな?



昔、私が感じたことを短い言葉で書きとめてたノートに書いてた言葉。



『あなたの助手席に座るだけで 私は天国にいる気分になれる』



今も変わらず一緒なんだなぁ。






6月30日 『最後の日』


今日でお好み焼き屋さんのバイトが最後だった。

なんだかまだ辞めるって気がしなくて また次の日も
バイトしに来てるんじゃないかって感覚。
みんなに『今日がラストですね。』って言われて・・・・。

「あぁ、今日でもうこのお店で働くことはないのか」

なんて考えると無性に寂しくなった。
最後だから 今日は限界に挑戦ってくらいの勢いで
お好み焼きを焼きまくってやろう!!!なんて思ってたら

『お願いがあるんやけど・・・・』
なんて呼び出された。
今日から入ってきた新人の女の子の指導をして欲しいって。

そうすると、あんまりお好み焼きは焼けなくなる。
ちょっと残念だけど 周りを見ると私がするのがまだいいかな?
って感じだったので引きうけた。

約1年で新人指導なんかするくらいになったんだなぁ。
いつの間にか結構成長してるやん私。
なんて少し感心してみたりなんかして・・・・。

新人の女の子はやる気があるんだかないんだか(苦笑)
気持ちさえあれば 出来そうな感じはしたんだけど
なんとなく長続きはしなさそう。


閉店までバタバタしてたけど これが私が焼く最後のお好みかな?
なんてことを考えながら 0時前からラストオーダーまでの
お好み焼きは全部私が焼いた。

最後だから 出きる限りの仕事をさせてもらった。
一番最後のシャッターを閉めるとこまで。


23時にあがったはずの人と 休みだったはずの人がお別れ会を
しようって閉店後集まってくれてた。
さらに、私より前に辞めた人までが・・・・。
たまたま?顔を出しに来てたほかの店舗に転勤になった社員さん
までも参加してくれて総勢13人。

夜中の2時前から朝の5時くらいまで ワイワイと飲んだ。

『お疲れ様。早めに帰ってきてな。』
『どうせすぐ帰ってくるんやろ?』

みんな同じことばっかり。
仕事辞めてっていうのはちょっと・・・だけど(苦笑)
時間に余裕があるなら 掛け持ちしてでも働きたいと思う。
いつの間にかそう思える職場になってた。

いつもの飲み会の感じで いつものテンションだから
お別れ会でも最後って気があんまりしなかった。
変な感じ。


仕事がダメでも帰る場所はある。
働く場所はあるんだって思うと少しは気が楽だ。
みんなに帰ってこいっていわれると ちょっと照れたりも
するんだけど そう思われることは嬉しい。

戻りたいけど 戻らないように。
戻らなくてもいいように 頑張らないといけないな。


今度は従業員じゃなくて お客としてお好み焼きを焼きに行こう。




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