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とっぷ ぷろふぃーる さいとまっぷ れんあい おはなし
にっき きまぐれ けいじばん めーる りんく

れんあい  

 バイバイ ■
なおくんの家に荷物を取りに行った。
荷物をひきとってって言われた日から 食欲がなくてウーロン茶しか
口にしてなかった。口にできなかった。
足取りはフラフラ。気持ちは重い。


なおくんの家に到着。
なおくんは『アンティーク(ドラマ)』の最終回を見ながら電話してた。
・・・・たぶんマキさんと。

アンティークが終わって荷造りって雰囲気になっても始める気になれなくて
ちょっとだけリオと遊んだ。
その後本格的に・・・・思ってたよりたくさんあった。
まとめた後 トイレに入って少しだけ泣いた。


最後の荷物を鞄に入れた瞬間から涙が止まらなかった。
しゃがみこんでひたすら静かに泣いた。
なおくんは何も言わない。
私はただ泣くだけ。首を横に振りながら。




やっと言えたのは
「やっぱり嫌や」「・・・・好きやから。やっぱり嫌。」
そう言うとなおくんは
『その言葉、俺は1回も言わへんかったやろ?』
『待ってたんやで。いつになったらでめがそう言わせてくれるか』
なおくんが私に好きと言うのは私が55キロになった時。
そういう話をしたことがあった。


こんな結果になってしまった大きな原因はやっぱり私が
痩せなかったからだ。それはわかってる。




『先のことはわからへんからなぁ』




この先私がなおくんのもとに戻る事は出来るのかって質問にこう答えた。
可能とも不可能とも言えない。
それは私次第とタイミング。



こんなに好きなのに諦められるわけない。
諦めてたまるか。
絶対痩せてやる。
なおくんが振り向くように。
そう決意した。



家に車で送ってもらった。
1〜2時間 家に着いてほしくないそう思いながら
ずっと運転するなおくんの横顔を見つづけた。
忘れないように 目に焼き付けるように。

私の家に到着。
最後にキスをしてってお願いした。
ダメだった。
痩せたらって無理矢理ゆびきり。
前日の夜 書いた本音をただ書き綴っただけの手紙を渡した。

『もう会われへんって訳やないしな。またな。』

なおくんは帰っていった。


上手くまるめ込まれたような気もする。
『先のことはわかれへん』なんてどうにでもなる言葉やし。
『よくしてくれたことは忘れへん』なんていいかげんやし。

でも、私は決心した。
絶対に痩せてやる。諦められないから 頑張るんだ。


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